政府の許認可手続きといった堅苦しい世界にAIがどっぷりと入り込んでくるのは正直少し意外ですが、この流れはもう止められないかもしれません。たかが15%の短縮と思うなかれ、莫大な量の書類作業を考えるとそのインパクトは絶大です。
── レン
▸何が変わったのか
OpenAIがアメリカの太平洋北西国立研究所(PNNL)と手を組み、連邦政府の許認可プロセスを加速させるための新たなベンチマーク「DraftNEPABench」を導入しました。これにより、AIコーディングエージェントがどれだけ効率的に環境影響評価などの文書作成をこなせるかを測定する基準が登場。試算では、NEPAと呼ばれる文書のドラフト作成時間を最大15%短縮できる可能性があるとか。インフラ審査の現代化に向けた一歩として注目です。
◈技術背景と意義
アメリカのインフラ開発には「NEPA」という法律に基づく膨大な環境アセスメントが必須で、これに時間がかかりすぎてプロジェクトが遅れるのが常態化していました。そこで、プログラミングだけでなく複雑なルールに基づいた文章生成も得意なAIコーディングエージェントの力を借りて、この地味だが重要な作業を効率化しようというわけです。今回公開されたベンチマークは、そのAIが実際に役に立つレベルにあるかを客観的にチェックするもの。行政のデジタル化が進んでいない中、こうした具体的な適用事例が出てきたのは面白いですね。
◆入手方法・リンク
今回の取り組みはクローズドな環境での研究発表となるため、一般公開されているGitHubリポジトリやAPIはありません。詳細はOpenAIやPNNLの公式発表をチェックするのが一番早いです。
SOURCE: OpenAI (2026-02-26)
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