Google DeepMind が Lyria 3 Pro: Create longer tracks in more をリリース ── ついに3分間の構造的楽曲生成が実現
Google DeepMindの音楽生成モデル「Lyria」シリーズの進化スピードが凄まじいです。先月登場したLyria 3に続き、上位モデルとなる「Lyria 3 Pro」が発表されました。これまでのAI音楽生成にあった「尺が足りない」「構成がコントロールしにくい」という課題を一気に解消しそうなアップデートです。
▸何が変わったのか
このアップデートの最大の目玉は、最大**3分**のトラック生成が可能になったことです。単に長くなっただけではなく、音楽構造を理解する能力が強化されており、**イントロ、ヴァース、コーラス、ブリッジ**といった具体的なセクションを指定して生成できるようになりました。これにより、複雑な転調や曲展開を持つ楽曲も詳細にコントロールできるようになっています。さらに、Vertex AIをはじめ、Google AI Studio、Gemini API、Google Vids、Geminiアプリ、ProducerAIといった多くのGoogleプロダクトへの統合も進んでいます。
◈前モデル / 競合との比較
先月リリースされた「Lyria 3」と比較すると、生成可能なトラック長が大幅に延長され、イントロやコーラスなどの構造的な指示に対応した点が大きく進化しています。短いループ生成から、本格的な楽曲制作への移行が可能になっています。
◈技術背景と意義
AI音楽生成の世界で、ついに「曲の構成」を理解する段階に来たと言えます。従来のモデルは音を延々と予測するだけでしたが、Lyria 3 Proは「ここからサビ」といった人間的な楽曲の区切りを認識して生成できます。これにより、単なるBGMではなく、起承転結のある「楽曲」として成立させやすくなるのが大きな意義です。
▸こんな人・用途に
ゲーム用に高品質でカスタマイズ可能なサウンドトラックを大量生成するビジネス。Google Vidsを使って、マーケティング動画やクリエイティブなプロジェクトに合わせたスタイルのBGMを追加する動画制作者。ProducerAIを通じて、構成を含めた完全な楽曲を反復制作しながらアイデアを形にするミュージシャンやソングライター。
◆入手方法・リンク
企業向けにはVertex AIでパブリックプレビューが開始されています。開発者はGoogle AI StudioやGemini APIから利用でき、Google VidsやGeminiアプリの有料サブスクライバーも利用可能です。また、ProducerAIでは無料および有料サブスクライバーに対してグローバルに提供されています。
SOURCE: Google DeepMind (2026-03-25)